【2025年4月19日 ナマバラ・レポート】
発達特性とストレス発散法
~体験をシェアしてヒントを見つけよう~
2025年4月19日(土)、ナマバラ特別編「発達特性とストレス発散法 〜体験をシェアしてヒントを見つけよう〜」を開催しました。
会場には発達障害や精神障害を抱えるさまざまな立場の方々が集まり、日常生活の中で感じるストレスやそれへの対処法について、ざっくばらんに意見を交換しました。
今回のナマバラでは、参加者それぞれが抱える困りごと、ストレスの感じ方、工夫している対処法などがリアルな声として共有されました。
参加者の主な声
- ADHDの特性により「集中がとっちらかる」「わからないことがわからない」といった困りごとが挙がりました。
- ASDやADHDの特性を持つ参加者からは、「暗黙のルールが掴みづらい」「チームごとの役割の違いに切り替えが難しい」といった社会生活での難しさが共有されました。
- ストレス解消法では、「イライラを解消するために薬やコーヒーを活用している」という声もありました。
- ギャンブルに関する体験談も話され、「ギャンブルは一時的なストレス発散手段になりやすい」といったリアルな自己分析も紹介されました。
- その他「周囲に話が通じないときの工夫」「忘れ物防止やパニック防止のために意図的に余裕を持った行動を心がける」など、具体的な対策が共有されました。
- ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」があり、一番よくないのは「ストレスがないこと」という話で盛り上がりました。
まとめ
今回のナマバラでは、それぞれの「困りごと」「工夫」「ストレスとの付き合い方」が率直に語られ、
「一人じゃない」「みんな何かしらの工夫をしている」
という温かな共感の空気が会場を包みました。
次回は、5月10日開催の【発達特性とストレスとの向き合い方<実践編>】を予定しています。
さらに一歩踏み込み、具体的な実践ワークを通して、より自分らしいストレス対処法を見つけていきましょう!
【2025年2月15日 ナマバラ・レポート】
発達障害の方の生活の困り事は何ですか?
~悩みをシェアして解決のヒントを見つけよう~
今年最初のナマバラが開催されました。
テーマは「発達障害の方の生活の困り事は何ですか?」
今回は13名の方にご参加いただき、日々の悩みを共有しながら、解決のヒントを探る時間となりました。
まずは自己紹介から
最初に、それぞれの発達特性や日常生活で感じている困り事について自由に話していただきました。
参加者の悩みはさまざまで、大きく以下の3つに分けることができました。
1. 日常生活の困り事
- 忘れ物が多い
- 片付けが苦手
- 段取りがつけられない
- 何度も確認してしまう
2. 対人関係の困り事
- 発言で他人を傷つけてしまう
- 気を使いすぎる
- 察するのが苦手
- 普通に接しているのに、嫌われているように見られる
3. 症状に関する困り事
- フラッシュバックが起こる
- 過集中してしまう
- 聞いたことをうまく理解できない
- 数学的な処理が苦手
参加者同士の共感と気づき
「自分も同じことで悩んでいた!」という共感の声が多く上がり、さらに「昔はこうだったけれど、今はこうすることで改善した」という体験談も共有されました。
このように、困り事をシェアすることで、解決のヒントを得る場面が生まれますね。
まとめ
ナマバラは、発達特性を持つ方が安心して悩みを話せる場です。
「自分だけが困っているわけではない」と気づき、解決策を探ることで、参加者同士が支え合う機会となりました。
今後もこうした交流を大切にしながら、少しずつ前に進める場を作っていきたいと思います。
次回のナマバラも、ぜひご参加ください!
【2024年12月21日 ナマバラ・レポート】
発達障がいで集まろう! みんな、暇な時どうしている?
「発達障がいで集まろう!みんな、暇な時はどう過ごしている?」というテーマで集まった今回のナマバラ。10名の方々に参加いただきました。
発達障がいを持つ方が、自分らしい時間の使い方やリラックス方法について気軽に語り合う場になりました。
普段どんなことをしているのか?どうやってリフレッシュしているのか?そんなちょっとした話を通じて、新しい発見やヒントを得られる時間でした。
趣味の話では読書やウォーキング、スポーツ観戦などといった一般的なものから献血、無料のもの集め、ポイ活、発達障がい者の当事者会巡りといったちょっとユニークなものまで様々な趣味で盛り上がりました。
リラックス方法ではコーヒーを飲むといったものから、日々の生活で三行日誌や座禅を生活に取り入れているといった話まで共有されました。
今回のナマバラでは、いろんな意見やアイデアが飛び交い、とても和やかな雰囲気でした。初めての方でも気軽に参加できるので、興味がある方はぜひ次回いらしてください!
過去の参加者の声
過去実施したイベントの参加者の方からたくさんのご感想を頂いています。ご感想の中から一部紹介させていただきます。※体験談はご本人の許可を得て掲載しています。
- 発達障害の方の生の声が聞けてとても良かったです。ありがとうございました。
- ゆるめの討論番組のような構成で、参加者の問題を汲み取り、適度にホットワードを拾って、その日の流れを構成してくださいます。フレームに身を任せて安心して参加でき、言いたい事も言えて、学びもある、とても良いイベントです。
- 町会の会合のような雰囲気から始まりましたが、自己紹介を終えて、テーマについての議論が始まると、本音がぶつかり合う、有益な「ナマバラ」を体験できました。他の交流会では当たり障りのない話に終始する事も多いので、貴重な体験となりました。
- 共感できることが多く、当事者にしかわからない気持ちを共有出来て、良い機会だったと思います。
- 様々なイベントに参加しています。その中でも、2回目ですが、ここは司会やテーマ設定がとても良いです。特に自己紹介の後に、要約して話をまとめる流れはファンタスティックとも言える素晴らしさでした。
- 私がコミュニケーションを取るのが難しいと思っている人は「XXであるべき」とよく言います。そんな時はどうしたらいいのかと思っていましたが、受け入れるは同意するとイコールではない、という言葉が心に残りました。「みんな」「普通」がNGワードということも覚えておきたいです。
コロナ禍があったので対面のイベントには、久し振りに参加しました。自己紹介の時間があったので、どんな方が参加しているのかわかり、よかったです。「一番大切にしているもの」という問いも面白かったです。
「アサーティブ」という単語も久し振りに聞きました。若い時に会社で研修を受けた時に出てきて以来です。いろいろと参考になりました。ありがとうございました。
- 自分と相手はちがう。という認識がだいじなんだなぁ…とあらためて実感しました。